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(プラグイン・ディレイ補正に関して)バグ? 曲全体、メトロノームまでが後ろにずれてしまいます。

投稿記事Posted: 2015年9月27日(日) 7:08 pm
by MelonComplextro
ある一つのソングプロジェクトだけが、わずかに遅れて再生されてしまいます。

最近歌物系を作っていて同じくして他プロジェクトでWaves製のWavesTuneやAntares Audio製のAutoTuneを使いボーカルミックスをしてるあるソングプロジェクトがあるのですが、
このソングプロジェクト全体が約2ライン後にすこし遅れて再生されてしまいます。(他のプロジェクトには影響出てないです)
自分の知識内で確認できる事はすべて行ったので省略しますがやはりrenoiseのバグか他のプラグインが原因だと思うのですが、、違ってたらすみません
インスツルメンツセレクターの発音ランプの遅れも感じましたし、普通1ブロックの頭から鳴るはずのメトロノームも同じく約2ライン遅れて鳴り、ずれます。

再生ショートカット、左シフト+スペースキーでも確認しました。ちなみに私は通常のテンポの四倍速でやってまして524BPMです、実際スコアに起こす際のテンポは131です。
ラインナンバーフォーマットはHexでやってるので4/4で一小節40ラインです。
(dspのディレイも0msで問題ないし、AIFは低レイテンシなハズなのでrenoise側のバグもしくはサードパーティーのvstエフェクトで計器が狂ったかもしれない...)
ちょっと仕事とかにも使ってるので自分にとっては結構まずい重大な問題なのですが、すみませんお手上げ状態なので何か解決策になる方法ありますでしょうか? :(

Re: バグ? 曲全体、メトロノームまでが後ろにずれてしまいます。

投稿記事Posted: 2015年9月27日(日) 7:39 pm
by MelonComplextro
たびたび申し訳ありません、追記です。

謎のバグ過ぎて原因がうまく掴めず焦ってプレビューせず送信ボタンを押してしまいましたので今回のバグの内容を細かく加えさせて頂きます。
今回のソングプロジェクトデータに含まれているのはオケデータ、スタジオで録ったボーカルデータとメロデータと大まかなサンプルベースの内容となり、vstにはwaves tune,autotune,rcomp,wavesのディエッサー,doubler,マスターにはディザとメーターが含まれておりあとはrenoise標準搭載のプラグインのみです。約2ラインと申し上げましたが3か4ライン位かは遅れてズレてるかんじがします。しかし書き出ししてみるとオケプロジェクトとタイムは変わりなく、やはりそのプロジェクトのソング設定の何かををいじってしまったのかなぁと思いました。

Re: バグ? 曲全体、メトロノームまでが後ろにずれてしまいます。

投稿記事Posted: 2015年9月27日(日) 10:25 pm
by satobox
え~っと、読んだ感じでは、VSTエフェクトのレーテンシ―が絡んでる問題です。

僕も、レーテンシ―が凄く大きいVSTを持ってまして、それを掛けると同じような挙動が再現出来ます。
要するに、全体の音がパターンエディターのスクロールの動きよりワンテンポ遅れてる、って事ですよね?
ですが、スペクトラム画面や、ミキサーのメーターの動きは、音と同期してますよね?

僕が思うに、これはバグではなくて、もうこういう挙動にしか出来ないんじゃないかと思うんです。
プラグイン・ディレイの自動補正機能の付いた DAW なら、そういう風になってしまいます。
今、軽く試してみましたが、FL や Live でも、やっぱりそうなりますよ。
もしプラグイン・ディレイの自動補正機能が無くなってしまったら、今度はトラック毎に再生タイミングがバラバラに鳴ってしまいます。それよりは全然良いと思うんです。

原因はもう明らかに、そういう「レーテンシ―が大きいVSTを使うから」です。
こういう挙動をどうしても避けたければ、「レーテンシ―の大きいVSTは使わない事」でしか避けられないように思います。


でも結局、この挙動の何が問題になってますか? WAVに書き出せば正しく書き出せますよね?
ライブか何かでリアルタイムに操作してるんでしょうか?

Re: バグ? 曲全体、メトロノームまでが後ろにずれてしまいます。

投稿記事Posted: 2015年9月28日(月) 9:48 am
by MelonComplextro
ライブには使ってません作曲(コンポーザー)のお仕事です。

今困ってるのは、その"挙動により再生したときのズレの違和感"で例えば、

オケデータ(wav)にautoseekを掛けている状態でそのソングプロジェクトの先頭にオケデータを打ち込み、
オケデータのテンポに合わせて再生させると通常ならブロック毎に再生しても小節単位で揃ってくれます。
加えて今回アクセントとなる小節も含まれているオケデータ(wav)なので8小節+4小節+1小節+8小節という複雑な展開の楽曲を操作してます。
しかしテンポと一小節40(16進数)で揃ってれば元のオケプロジェクトに一小節40ライン以下(たとえば2拍で20ラインとか)含めていないのでしっかり鳴ってくれるはずです。

問題のボーカル編集専用ソングプロジェクトにオケデータを配置した時にテンポが合っている状態にも関わらず、
私のPCスペックが追いついていないのが原因でしょうか? プラグイン・ディレイ補正機能は書き出す時に元に戻るので便利なんですけど、編集時には不便で

次のブロック(私の場合LPB16と'実質'同じ1ブロック一小節)に前の小節のブロックの'お尻'の部分が次のブロックに入り込んで再生されてしまう。のが一番ネックです。
プラグイン・ディレイ補正機能と仰って頂きましたが私自身その機能の存在を知ったのは初めてでして"PCのスペックを上げてもどうにもならない問題なのでしょうか"?

たとえ書き出し時にプラグイン・ディレイ補正機能が解けていたとしても、renoiseで編集して再生している最中にプラグイン・ディレイ補正機能があるのは、どうしても私にとって不便な状況に陥ります。
インスツルメンツセレクターのすべての音源がワンテンポ遅れて再生されてしまうのは正直言ってきつかったです。
これがもしPC側の性能であればこのスペックを上げる事によって、Renoiseで再生中にプラグイン・ディレイ補正機能が掛からず解決される問題であればいいのですが、

今vstエフェクト並びに余分なトラックの削除をしてもプラグイン・ディレイ補正機能が解けていません。エフェクトのスイッチを切っても同じです。
いちどプラグイン・ディレイ補正機能が掛かってしまうようなプラグインを複数インサートしてしまうと、後から原因となるであろう重いプラグインがインサートされているトラックを消した所で解決しないのでしょうか?
この挙動で問題になっているのが全ての小節に前の小節のお尻(オーディオデータをautoseekしていて)が入り込んでしまっている事ですかね、、、

よろしくお願いします。

Re: バグ? 曲全体、メトロノームまでが後ろにずれてしまいます。

投稿記事Posted: 2015年9月28日(月) 10:04 am
by MelonComplextro
今回問題のPlugin Delay Compensation infoを参照した情報です。

Song's total/max FX latency: 5503 Samples (124.78 ms)
Active track compensation delays: ここがかなり致命的で最大124.78 ms出てますね。

因みにプラグインのレーテンシーの問題はPCのスペックを上げる事によって解決出来たりしますでしょうか?

Re: バグ? 曲全体、メトロノームまでが後ろにずれてしまいます。

投稿記事Posted: 2015年9月28日(月) 1:35 pm
by satobox
今vstエフェクト並びに余分なトラックの削除をしてもプラグイン・ディレイ補正機能が解けていません。エフェクトのスイッチを切っても同じです。
いちどプラグイン・ディレイ補正機能が掛かってしまうようなプラグインを複数インサートしてしまうと、後から原因となるであろう重いプラグインがインサートされているトラックを消した所で解決しないのでしょうか?


これは、曲の中のどこかに、そのVSTエフェクトがロードされているんだと思います。そのVSTを曲の中から削除しない限り(単なるオン/オフではダメです)、レーテンシ―補正は働きます。

もし、プラグイン・ディレイ補正機能を停止させたい場合は、Preferences パネルの Audio 欄の "Automatic PDC" という項目でオフに出来ます。ただし、それをオフにしてしまうと、トラック毎の発音タイミングがバラバラに鳴ってしまいますよ。
それと、マスタートラックにそういうVSTを使っている場合に限っては、その Audio 欄の "Automatic PDC" という項目をオフにしても、レーテンシ―補正は消えないみたいです(この理由は僕にもハッキリ説明出来ません)。だからマスタートラックに限っては、もうそのVSTを削除するしか方法は無いみたいです。


因みにプラグインのレーテンシーの問題はPCのスペックを上げる事によって解決出来たりしますでしょうか?


僕も断言は出来ないんですけど、恐らくPCスペックとは関係が無いと思います。もうそのVSTのレーテンシ―量というのは固定していて、VST側のコード内にその情報が記載されているはずです。Renoise(他のDAWでも同じ)はその数値を読み取ってるだけだと思います。(追記:稀に、レーテンシ―量を変更出来るオプションがあるVSTもあります。けれど、それもあくまでVST側でしか弄る事は出来ず、PCスペックによって自動的に変化するようなものでは無いと思います。)

ちなみに、下の図のように、VST パネル右上にある [?] マークにマウスカーソルを持って行くと、その VST のレーテンシ―量がわかります。この量が少ない VST をなるべく使う、という事しか策が無いのかもしれません。
これは僕が持ってる Redunoise って VST なんですが、とんでもないレーテンシ―を発生させます(笑)。もうそれは「覚悟して使ってくれ」とマニュアルにも書いてあって、僕も波形編集にしか使いません。

PDC.png
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Re: バグ? 曲全体、メトロノームまでが後ろにずれてしまいます。

投稿記事Posted: 2015年9月29日(火) 9:33 am
by MelonComplextro
vstエフェクトプラグイン全部消したら直りました!

しかしこのプラグイン・ディレイの自動補正機能が仮に出てしまって、
制作に影響したとして普通に打ち込んでも打ち込んだ内容が全て、
全てのレーテンシーからくる遅れを総括した分、最大msで遅れて再生させてくれるから、
再生の際はアレかもしれませんが書き出して音源にする分には問題なく使えますね。

そして画面上で遅れてる割にはプラグインだけで無く'wavサンプル'も'メトロノーム'も自動的に
原因となっているプラグインの遅れに合わせてくれる補正機能なので、今はRenoiseさんが前もって
付けてくれた大切な機能だと理解出来たので結果オーライという形で考えが落ち着きました。
もし仮にこのプラグイン・ディレイの自動補正機能が無かったら大変な事になってたでしょう...(恐ろしいです。)

分かった事 : Render To Sample(リザンプリング)を問題のソングプロジェクトの適当な一小節分範囲選択し適用したところ
書き出されたサンプルは再生時には自動補正機能が効いている場合でも正常になってました(遅れていない)。

全てのインスツルメンツセレクターの音(wav,xrniサンプル含む、vsti等も)がズレていてしまってたので。

毎回困ったときに、こんなにも親切なご対応がRenoiseで良かったって云う温かみを感じます^^
分かりやすいように写真まで付けて説明して下さり本当に助かりました(感謝)! :)

Re: バグ? 曲全体、メトロノームまでが後ろにずれてしまいます。

投稿記事Posted: 2015年9月29日(火) 3:38 pm
by satobox
まぁ、混乱するのも当然だと思います。
他にも悩む人がいるかもしれないので、もうちょっと書いておきますね。

レーテンシ―の大きなVSTを使う場合、どうやってもRenoise内部シーケンスと出力音の間には0.数秒のタイムラグが生まれます。そのタイムラグを消す事は不可能なので、代わりに他のトラック音も全部同じ0.数秒遅らせて帳尻を合わせてるのが PDC(Plug-in Delay Compensation:プラグイン遅延補正)です。

ですから、Renoiseで再生・停止の操作をする場合は、スクロール画面を「見て」操作すればいいと思います。出力音を「聴いて」操作すると、どうしても0.数秒ズレる分、奇妙な感じを受けると思います。その辺、目と耳を少し分離して常にタイムラグを意識する必要はあるので、なかなか難しいですけど…(;^ω^)。

pdc2.png
pdc2.png (7.24 KiB) 表示数: 6231 回


じゃあ、スクロール表示もレーテンシ―分遅らせればいいじゃないか、と思うかもしれませんが、それはそれで変になるんです。再生ボタン押しても一瞬スタートしないし、停止ボタン押しても数ライン通過してから止まるし。結局その感覚のズレは無くならないんです。

まぁ、この仕組みさえ分かっていれば、「そういうもんだ」と思ってもらえるんじゃないかなぁと思います。 :wink: