SK1XG の本体キーボードで出来る操作

SK1XG CBX-K1XG Aグループの機能 Bグループの機能
詳しい使い方は、
CBX-K1XG の取扱説明書を
参照してください
"シフト" を押しながら
各鍵盤を押す
"シフト" を押しながら
一度 "実行キー" を押してから、各鍵盤を押す
(途中でシフトを離すと無効)
A STOP [停止] 送信 [ソングセレクト] 送信
B CONTINUE [停止位置から再生] 送信 [ソングポジションポインター] 送信
C START [再生] 送信 [リセットオールコントローラー] 送信
D TEMPO [MIDI クロック] 送信
E BANK SELECT [バンクセレクト] 送信 (XG 音色選択等) [バルクデータ] 送信 (バルクダンプ)
F PROGRAM CHANGE [プログラムチェンジ] 送信
G GM ON [GM モードオン] 送信 [C/M モード] 設定
H SOUND OFF [オールサウンドオフ] 送信 (現チャンネルのみ) [オールサウンドオフ] 送信 (全チャンネル)
I XG ON [XG システムオン] 送信 [TG300B リセット] 送信
J MERGE ON/OFF [MIDI マージオン/オフ] 切り替え [内蔵音源オン/オフ] 切り替え
K MIDI CH [MIDI チャンネル] 設定 チャンネル毎の [MIDI マージオン/オフ]
L FIXED VELOCITY [固定ベロシティ] 設定 [鍵盤タッチの強弱] 設定
M RPN MOD RPN 番号で指定 各種操作の RPN 番号で指定
N CONTROLLER ホイールへの コントローラー番号で指定 数値を コントローラー番号で指定
O NRPN アサイン設定 NRPN 番号で指定 直接入力 NRPN 番号で指定
P DRUM NUMBER [ドラムナンバー] 設定 [デバイスナンバー] 設定
<<< TRANSPOSE <<< [トランスポーズ] (半音ずつ下へ移調) [ホイール反転] 切り替え
>>> TRANSPOSE >>> [トランスポーズ] (半音ずつ上へ移調) [MSB, LSB の入力順反転] 切り替え


コントローラー番号で指定 (上の表の "N キー" を使って設定できる機能一覧)
1 モジュレーションの深さ 72 リリースタイム 121 ファイン・チューニング 129 エンベロープ・ディケイタイム
5 ポルタメント・タイム 73 アタックタイム 122 コース・チューニング 130 エンベロープ・リリースタイム
6 データ・エントリー 74 ブライトネス 123 ビブラートの速さ 142 チャンネル・プレッシャー
7 ボリューム(パート毎) 84 ポルタメント・コントロール 124 ビブラートの深さ 143 ポリフォニック・キープレッシャー
10 パン(パート毎) 91 リバーブの深さ 125 ビブラートが始まるまでの時間 144 マスター・ボリューム
11 エクスプレッション(パート毎) 93 コーラスの深さ 126 フィルター・カットオフ 146 マスター・チューニング
65 ポルタメントのオン/オフ 94 バリエーション・エフェクトの深さ 127 フィルター・レゾナンス 147 ベロシティ
71 ハーモニック(レゾナンス) 120 ピッチベンドの範囲指定 128 エンベロープ・アタックタイム 148 テンポ設定(MIDI クロック送信)
注1:94 のバリエーション・エフェクトは、本体だけでは操作できません。外部から SysEx 信号で操作します。
注2:142, 143 のプレッシャー(アフタータッチ)は、そもそも本体キーボードにセンサーが付いてないので、あまり意味がないような・・・。
注3:これで全部ではありません。詳しくは CBX-K1XG の取扱説明書を参照してください。


SK1XG の使い方の一例

■ XG 音色を選択する ■

例えばオルガン・グループの、プログラム番号 17、バンク番号 67、の「DrawOrg3」を選ぶ場合;

  • [シフト] を押しながら、[17] >> [実行]。
  • [シフト] を押しながら、[E] >> [67] >> [実行]。

例えばドラム・キット音色の、プログラム番号 26、「Analog Kit」を選ぶ場合;

  • [シフト] を押しながら、[K] >> [10] >> [実行]。(初期設定では MIDI チャンネル"10"には、ドラム音色が割り当てられている
  • [シフト] を押しながら、[26] >> [実行]。(もしくは [シフト] + [オクターブ UP] を5回押してもいい)

もし MIDI チャンネル"10"以外でドラム音色を呼び出す場合は;

  • [シフト] を押しながら、[E] >> [127000] >> [実行]。
(これらのプログラム番号やバンク番号は、CBX-K1XG 取扱説明書の XG ボイスリストに載っています)

■ コントローラー番号で指定 ■

例えば「91:リバーブの深さ」を MOD ホイールへ割り当てる場合;

  • [シフト] を押しながら、[N] >> [91] >> [実行]

例えば「93:コーラスの深さ」を直接数値入力で操作する場合;

  • [シフト] を押しながら、[実行] >> [N] >> [93] >> [実行] >> [好きな値] >> [実行]

■ ピッチベンドの範囲指定 ■

ビッチベンド・ホイールは、初期設定では ±1全音(設定値 2) になっています。設定値 12 で ±1オクターブ になります。

  • [シフト] を押しながら、[実行] >> [N] >> [120] >> [実行] >> [0〜24 の値] >> [実行]。

■ ポルタメントの設定 ■

ポルタメントを掛けるには、「65:ポルタメント機能をオンにする」「5:ポルタメント・タイムを設定する」という2つの操作が必要です。

  • [シフト] を押しながら、[実行] >> [N] >> [65] >> [実行] >> [127] >> [実行]。(64〜127 の値でポルタメントがオンになる)
  • [シフト] を押しながら、[実行] >> [N] >> [5] >> [実行] >> [好きな値] >> [実行]。(30 ぐらいでも十分グライドする)

更にもう一つ、「84:ポルタメント・コントロール」という操作があります。
これは、予め、鳴り始める音の高さを "MIDI ノートナンバー" で指定しておくと、
その直後に弾いた音の高さに向かって滑らかにつながるポルタメント効果が得られる、という機能です。
例えば "G 8"(ノートナンバー 127)という一番高い音を予め指定しておきましょうか;

  • [シフト] を押しながら、[実行] >> [N] >> [84] >> [実行] >> [127] >> [実行]。

そして、"C 2"(ノートナンバー 48)あたりの鍵盤を押せば、「ピューーーーン↓」と流れ落ちる様なポルタメント音が出ます。
ただし、それは一回限りの効果音で、次の音からは通常のポルタメント効果に戻ります。まぁ苦労する割には、あまり使い所が無いかなぁ。(~_~;)


このように、SK1XG と CBX-K1XG の機能はほぼ共通しています。今までで気付いた違いは;
*鍵盤の右半分のテンキー配列が違うので 16 進数入力が出来ない(でも特に不便では無い)。
*デモソング機能が無い。
ぐらいでしょうか。ただの教育現場用の簡易モデルだと思っていたのに、驚くほどの機能が詰め込まれていました。
(何か間違った説明をしていたらすみません。)