speedについて †BPMの下にある、speed値。MODに特有の値なのですが、これについて説明します。 正確な説明になっているかわかりませんが、私が使用してみて理解している内容です。 Tickとは †Tickとは時間の最小単位です。これはBPM(=1分あたりの拍数)に連動して長くなったり、短くなったりします。BPMが変われば4分音符1個分の長さが変わるのと同じです。一番短い音符と言えばわかり易いでしょう。 で、 Renoiseは16分音符の長さが6Ticksになっているようです。16分音符1個分演奏する間にカチカチと6回カウントしている感じです。 Speedとは †さて、ここで標準のSpeed値を見て下さい。 6になっていると思います。 この値SpeedはPattern画面の1行(1row)を演奏するのにカウントするTick数になります。つまり標準では、 1行(1row)=6Ticks=16分音符
Pattern画面の1行は16分音符に相当するわけです。 すでにデータを打ち込んであるところで、この値を変更するとどうなるでしょう。 ためしにSpeedを3にしてみて下さい。倍速で演奏されたとおもいます。 何が起きたかというと、 1行=3Ticks --> 16分音符=6Ticks=2行 --> 1行=32音符
今まで16分音符で演奏していたものを同じBPMで32分音符で演奏したので、倍のスピードになったということです。 最小16分音符でしか打ち込めないRenoiseですが、こうすることで32分音符単位で打ち込み可能になります。 大抵speed値を変更するときはこの用途かと思われます。 ただし弊害もあります。 エフェクト・コマンド(別項で説明)にTickを指定するものがあるので1行あたりのTick数が増減することで期待する効果が得られなくなる場合があります。 といっても、ほとんどがエフェクトをかけるタイミングを指定するものなので、1行あたりのTick数が変化しても同時に演奏速度も変化しているので(Speed値を変更しても16分音符が6Tickなのは変わらない)さほど困るようなことはないと思います。 どちらにせよ、Speed値はBPMと違い曲の根幹にかかわってきますから、製作の途中で変更しなければならないようなことがないよう、前もって構成を練っておくことをおすすめします。 上級者になってくると曲の途中で意図的にSpeed値を変えて使う人もいます。 変化の激しい曲調には効果的です。It-Alien氏などはその傾向が非常に強いです。 話はズレますが、この1行あたりのTick数=Speed値の変更をしないまま32分音符で打ち込む方法もあります。 一昔前、今のようにシーケンサーの分解能が細かくなかった時代、微妙な演奏ニュアンスを表現するために行われていた手法です。 BPMの値を2倍にするだけです。 このとき16分音符は12Ticksになります。 これだと1行あたりのTick数は標準と変わらないですみますが、実際の演奏と表示されるBPMが異なるので気持ち悪いですし、BPMに連動するエフェクターがあったりしますので不都合があるかと思います。 32分音符で打ち込むために、Speed値を変更するか、BPMを変更するかはケースバイケースですので、都合が良い方を選んでください。 さらにspeed値の利用方法・・・シャッフル(スイング??)効果 †ジャズやR&Bなどで聴かれる跳ねた感じの曲、ハイハットがチキチキでなく、チッキチッキと刻むアレです。 標準では16分ジャストのタイミングでしか打ち込めませんが、Speed値を変更するエフェクト・コマンドを利用し、可能にします。 8分三連、8分音符を3つに刻んだタイミングを出すために、 8分音符=2行分=12Ticks --> 8分三連=4Ticks
したがって、16分音符二つのうち頭の行を8Ticksに、後ろの行を4Ticksにしてやれば、8分音符を正確に三つに刻んだタイミングで跳ねることができます。 実際には跳ね具合も大切なので、これを8-4から7-5やらに換えてみて気持ち良いところを探ってください。 エフェクト・コマンドはf1:set speedです。 またこんな例もあります。右側のなんて、どういう効果があるんでしょう??(笑) これはMODで利用されていたテクニックですが、RenoiseにはSong PropertiesタブにGroove Settingsがあるので、こっちを使ったほうが面倒がなくてよいかもしれません。 written by COL
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