Renoise 2.1 beta3 リリース †
ベータ3の新機能 †
- RenoiseをReWireスレーブとして使う場合のトランスポート操作が以前より軽快になりました。Live, Tracktion, Reaper等がReWireマスターの場合、Renoiseからの操作のレスポンスが速くなっているはずです。
- トラック・ディレイ(ミキサー画面の下で設定するディレイ)が、#ReWire-Inデバイス、#Line-Inデバイスにも効果があるようになりました。
- [実験的機能] RenoiseをReWireスレーブとして使う場合、ある程度 "自由な" 同期モードを追加しました。環境設定パネルのオーディオ欄で設定します(ReWireスレーブとして起動した場合のみ表示されます)。
- [Full Transport Sync] : 今までと同じ、完全同期モードです。
- [BPM & Bar Sync] : 今回追加されたモード。マスター側からのスタート/ストップ/ループ等の指令は無視されますが、BPMと拍の位置は合わせようとします。完全同期ではない分、Renoise側の操作がある程度自由に出来ます。うまく使えばライブ・プレイなんかに効果的だと思います。
この機能が実際に効果的かどうか、開発者もまだ迷っていますので意見は歓迎します。Renoiseにおいての拍の定義は難しく、今の所、パターン長やループ設定などをヒントにしてそれを検知するようにしています。ですから一般的でないLPBやパターン長を使っていたり、様々なパターン長で曲を構成している場合、この機能はうまく働かないでしょう。それでもこの機能は有用でしょうか??
- [実験的機能] パターン・シーケンサーの左にあるパターン・トリガー・ボタン(白い三角ボタン)を、Shiftキーを押しながら複数クリックしていくと、複数のパターン再生順を予約する事が出来るようになりました。まだ今の所は実験的に追加しただけなので、ビジュアル的なものは未実装です。再生を止めたり、Shift無しでトリガー・ボタンをクリックした場合、予約した再生順は無効になります。
未解決の問題 †
- OSX 10.3.9 (Panther) ユーザーの方へ。現在のところ、OSX 10.3.9 ではRenoiseをReWireスレーブとしては扱えません。2.1正式版までには解決方法を探しますが、お約束は出来ないそうです。ReWireマスターとしては問題なく使えるそうです。
その他のベータ版新機能は以下のページを参照してください。
■ Renoise 2.1 ベータ版のリリース・ノート ■
■ Renoise 2.1 の新機能について ■
SDCompo Round38開始 †
■ SDCompoのページ ■
いつものようにRound38が始まっています。今回は『Uplifting music』というテーマが設定されています。「気分が高まる音楽」って感じでしょうか。サンプル・パックと、ボーカル・サンプル、自分で録音したインストゥルメント・サンプルは使用OKだそうです。バッキング・トラック等を録音したサンプルは使用不可。
上記以外の細かなルールに関しては『SDCompoのルール』というページを見てください。締切は日本時間5月18日14:00だと思います。