Renoise 2.7 beta5 リリース †
ベータ5がリリースされています。おそらく、これ以降は大きな機能追加はされないでしょう。RC版へ向けての最終調整段階に来ていると思います。まぁ今回は今ある機能で仕上げよう、という感じですね。
■ ダウンロードはバックステージにて ■
変更点
[インストゥルメント&サンプル]
- プラグイン・グラバーは、1音毎に複数のベロシティ値でサンプリングが出来るようになりました。
- キーゾーン・セッティングに "Map Velocity To Volume" というオプションを追加(右下の [VEL→VOL] ボタン)。プラグイン・グラバーの複数ベロシティ化でこの設定が必要になりました。この設定がオフの時、サンプルは常に最大音量で再生されます。つまり1つの音を複数のベロシティ値で複数サンプル化した場合、この設定をオフにします。それに対して、1つの音を1つのベロシティ値だけでサンプリングした場合、この設定をオンにしないと音量変化が表現出来ません(つまりオンの状態がv2.6以前と同じ設定です)。
- キーゾーン・エディターに "投げ縄選択" を追加。(非選択のゾーンをクリック後にそのまま他のゾーンへドラッグして複数ゾーンを一括選択)
- 新しいサンプル・リスト内で、サンプルをコピー&ペースト出来るようになりました。
- "duplicate(複製)" コマンドをサンプル&インストゥルメント・リスト内に追加。
- スライスしたサンプルもサンプル・リストやサンプル・エディター内でコピー出来るようになりました。またWAVファイルにセーブする事も可能です(右クリック・メニュー内の "Save Sample As..." )。
- インストゥルメント内の全てのサンプルをWAVファイルにセーブする事も出来るようになりました(右クリック・メニュー内の "Save All Samples As..." )。
- Preferences パネルの [Files] >> [Wav Import]欄に "Create multi-sample Instruments" オプション追加。ここにチェックを入れてある場合、外部から複数のサンプルを同時にインポート(ブラウザの右クリックメニュー内の "Load File(s)"、又は外部からドラッグ&ドロップ)すると、複数サンプル化した1つのインストゥルメントとしてロードされます。
- サンプル・エディター内でマウス・ホイールを使ってズーミング出来ますが、これがスライスやループ・マーカーをドラッグ中でも有効になりました。
[オートメーション]
- オートメーション画面で、1パターンよりも小さい区間をズーミングしている場合でも、カーソルを追従表示するようになりました(トランスポート・パネルのパターン・フォローがオンの時)。
- オートメーション画面内でのパラメーターの O dB 値にスナップするようになりました(様々なパラメーターの O dB 値が選び易くなりました)。
- Preferences パネルの [GUI] >> [Envelope Editor]欄に "Single click to create new points" というオプションを追加。これはv2.6以前の1クリックでオートメーション・ポイントを追加する挙動に戻す為のオプションです。
- ライン・ツールの改善。説明が難しいですが、以前より使いやすくなっているはずです。
[それ以外]
- パターン・マトリックス画面にフォーカスが来ていない時、マウスのミドル・ボタンを押すか、左ボタンをダブルクリックするとフォーカスが移るようになりました。
- トラック・スコープ画面で、Mute/Solo/Off のアイコン表示の改善(リサイズしたアイコンセットを追加)。
- エディット・ステップとキーボード・オクターブ設定は(曲毎にセーブされるのではなく)グローバルな設定として保存されるようになりました。
Renoise 2.7 の新機能に関しては以下のページを参照してください。
■ Renoise 2.7 の新機能について ■