Renoise 2.8 beta7 リリース †
Beta 7 がリリースされています。
■ http://backstage.renoise.com/ ■
- BPM, LPB, TPL 値をオートメーションさせた場合、トラックDSPs画面と同じようなオートメーション・アイコンが数値BOX横に表示されるようになりました。これにより、BPM オートメーションの有無が一目でわかるようになりました。
- ミキサーのボリューム・スライダー部分に dB スケーリング・モードを採用(右クリック・メニューで変更)。これにより、"Linear" 以外を選んだ場合は、0 dB 付近や低いdBエリアでより正確な操作が可能になりました。
- スライダーをダブルクリックすると初期値に戻るようになりました。
- DSPチェイン(XRNT)をブラウザからミキサー又はトラックDSPs画面へドラッグ&ドロップ出来るようになりました。また、右クリック・メニューからでもロード可能です。
- Repeater のリピート・サイズ指定グリッドがMIDIマッピング出来るようになりました(鍵盤やパッドに個別のリピート設定をマッピング可能)。
- Repeater に "Lines" という新しいシンク・モードが追加されました。ちょっと違いがわかりにくいんですが、"Repeats" は各リピートが終わる時点でリピートサイズが更新され、"Lines" はパターン・ラインに同期してリピートサイズが更新されるそうです。"Repeats" はオカズ的な使い方、"Lines" は曲に同期させるような使い方に向いているんだと思います。
- "Render to Sample" が右クリック・メニューの最初のリスト欄に戻されました(よく使われる機能なので)。
- *Instr. Automation と *Instr. MIDI Control デバイスで、パラメーターが 35 個まで設定出来るようになりました。
- 幾つかの "Move" 機能のショートカットが追加されました(インストゥルメント、サンプル、ミキサー画面のエフェクター等の移動用)。初期状態では全て "Ctrl + Alt + 矢印キー" に割り当てられています。
- [Linux版]:Renoiseでのリアルタイム・スレッドの為の "rtprio" の設定値が "95" になりました(以前は "99")。幾つかのLinuxディストリビューションでは、"audio" グループの全てのユーザーに自動的にリアルタイム優先度が設定されます。その優先度自動設定が働かない場合がありました(Renoiseの優先度要求が高過ぎたので)。
この変更により、例えば UbuntuStudio 等では、手動で security/limits.conf を編集して優先度設定をする必要は無くなりました。
Renoise 2.8 に関しては、今後はもう新機能の追加は無いそうです。今回は、やはり64bit完全対応という大きな課題がありましたし、安定性優先という事でご理解ください。今後はまだ消化しきれていないバグ潰しに集中するそうです。まぁベータが終われば、また新たな大きな改良に着手するそうですので。
それと、本家の英語マニュアルは既に更新されているようです。日本語マニュアルはまだ遅々として進んでいません。まぁ英語マニュアルを参考にしながら正式版発表までには何とか間に合わせようと思います。
Renoise 2.8 の新機能に関しては以下のページにまとめましたので参照してください。
■ Renoise 2.8 の新機能について ■
■ Renoise 2.8 の機能に関する追加説明(64/32bitの違い・エフェクト・コマンド拡張について) ■
■ V2.8 用のエフェクト・コマンド表 ■