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Renoise 2.1 の新機能について

『あなたのワークフローにRenoiseを加えましょう』

ReWire マスター&スレーブ完全対応 (on Windows & OSX)

rewire.png

ReWire とは、複数の音楽アプリケーションを接続し同期させる事が出来る機能です。複数のアプリケーション間で Audio/MIDI の情報をやりとりしながら同時にそれらのアプリケーションを操作する事が可能になります。

例えば、Logic に Renoise を接続すれば、Logic で曲の大部分のアレンジをしながら Renoise でドラムだけを打ち込んだり出来ます。また、Renoise に Reason と Ableton Live を繋いで、Renoise で曲をアレンジし Reason の内蔵シンセをコントロール、Live でループ・プレイを楽しむ、なんて事も可能です。ReWire に対応したアプリケーションがあれば、様々な組み合わせでトラック・メイキングを楽しむ事が出来ます。

ReWire には次の2つのモードがあります。Renoise はどちらにも対応しています。

 *ReWire マスター* (ReWire Mixer) と *ReWire スレーブ* (ReWire Synth)

RenoiseのReWire対応についての詳細は下のスレッドと日本語PDFファイルを参照してください。 ■ Renoise.comのReWireについてのスレッド ■ ■ 上記スレッドの日本語訳PDF ■

さらにRenoiseと他のシーケンサーとのReWire対応状況をまとめたページも参照してください。 ■ ReWire対応ソフトの一覧 ■

 

Jack Transport 対応 (Linux only)

 

もちろんLinux版にはReWireは存在しませんが、それと同様の機能 "Jack transport" に対応しました。

Jack transport とは、複数の Jack クライアントと Renoise を同期させる事が出来る機能です。Jack を使用するアプリケーションから、スタート/ストップ/再生位置変更などの操作を可能にします。セッションに Jack を使って参加している全てのソフトウェアは、操作に反応し同期します。

RenoiseのJack transport対応についての詳細は下のスレッドと日本語PDFファイルを参照してください。

[[■ Renoise.comのJack transportについてのスレッド ■:http://www.renoise.com/board/index.php?showtopic=20003]]
[[■ 上記スレッドの日本語訳PDF ■:http://reg.s63.xrea.com/tutorial-21/How_to_use_Jack_transport-J.pdf]]
 
 

パターン・シーケンサーの新機能:

pattern_arranger.png

現在のプレイ位置とエディット位置の分離:

 

現在再生中のパターンとは別のパターンを表示・編集する事が出来るようになりました。これにより、ライブプレイ中に即興でパターンを編集したり出来ます。 この動作はパターン・エディターの"パターン・フォロー"ボタン(画面左上のトランスポート・パネルにあります)がオフの場合のみ作動します。もしこの動作に馴染めない場合は、環境設定パネル(Preferences)のGUI欄でオフにする事も可能です。

     

ライブ・パターン・トリガリング:

パターン・シーケンサーの左側に新しいコラムが追加され、次に再生するパターンを予約する事が出来るようになりました。これにより、曲を止める事なく、どのパターンへもポジション・ジャンプする事が可能です。再生中にコラム上をクリックしてみてください。

   
   

新しいメタ・デバイスの追加 (Modulation / Automation Device)

Hydra Device

hydra-device.png

"Hydra"とはギリシャ神話に出てくる9頭の蛇の事だそうです。1つのスライダーを動かす事で、複数のパラメーターを同時に変化させる事が出来るデバイスです。最大9個のパラメーターにリンクさせる事が可能で、それでも足りない場合はもう1つ Hydra Device をリンクさせてください。

Key-Tracking Device

key-tracking-device.png

鍵盤位置(音の高低)によってパラメーターを変化させる事が出来るデバイスです。例えばPanにリンクさせれば、鍵盤の低音側に行くにしたがって左に、高音側に行くにしたがって右に音が振れるようにしたりも出来ます。Velocity Device はベロシティに反応しますが、Key-Track Device は鍵盤位置に反応します。

 

MIDI-Control Device"

midi-control-device.png

これは以前の "MIDI-CC Device" の代わりに追加されたデバイスです。ようやくピッチベンド[PB]、チャンネル・プレッシャー[CP]、プログラム・チェンジ[Prg]、コントロール・チェンジ[CC]の各パラメーターをオートメーションさせる事が出来るようになりました。