[雑学メモ] iLok License Manager のライセンス再認証について(PC が壊れた時)

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[雑学メモ] iLok License Manager のライセンス再認証について(PC が壊れた時)

投稿記事 by satobox » 2016年2月23日(火) 1:06 pm

注):僕は iLok のエキスパートではないので、内容が間違ってる部分があるかもしれませんがご了承ください。もし訂正とかあれば教えてください。m(_ _)m


先日、僕の愛用ノートパソコンが壊れました。で、別のパソコンを買って以前の環境を復旧中にちょっと戸惑ったのが、iLok を使う VST プラグインの再認証です。実は僕は USB ドングルというのが嫌いで、いわゆる現物の iLok スティックは持っていません。僕が持っているプラグインで、iLok 認証を使う物は全て iLok License Manager というソフトウェア上で管理していました。

つまり、iLok のライセンスは全て壊れたパソコンの中に埋もれてしまったわけです。一応、新しいパソコンでiLok License Manager を開くと、壊れたパソコン内にあるライセンスのデータは表示されます。ですが、その権利をドラッグ&ドロップで移動させようとすると、「そういう操作は元のパソコンからしか出来ない」というメッセージが表示されて何も出来ません。

まぁでも、iLok サポートに申請すれば、直ぐに古い権利を停止 >> 移動 >> 再発行できる物だと勝手に思い込んでました。実はこれが違ったんですねぇ。iLok サポートに「新しいパソコンに権利を移したいんだけど、どうすればいいんですか?」という問い合わせを送ったところ、返ってきた答えがこれです:

iLok サポートからの返事(自動翻訳文):

こんにちは、

許可がコンピュータに保存されるので、コンピュータへのアクセスなしで許可を処理する方法がありません。 我々には更なる許可を配布する権限がないので、あなたはこれで援助のためにソフトウェア出版社に連絡する必要があります。

ソフトウェア開発会社が彼らの製品を許諾することができるただ一人の人であると思ってください。 PACEは、彼らのライセンス任期と一致している方向に彼らの製品を配信するために、単にソフトウェア出版社のために基盤を建設するだけです。

ん~ん?何だコレ??(´・ω・`)。要するに一個一個の開発元に連絡取って再発行してもらえって事か? えええぇ、そっちで一括で権利移動してよ!?って言いたくもなりましたが、まぁよく考えると「勝手に権利復活なんて出来ない」ってのも一理あるように思います。悪用の危険性も無くはないですしね。

まぁグダグダ言っても仕方ないので、UVI 系の3つのプラグインに関して、それぞれの開発元に問い合わせてみました。そのうち、Acoustic Samples と Gospel Musicians からは、ほぼ同じ内容の返事が返ってきました。

「アクティベーションの権利は3つあるから、新しい PC でも普通に認証出来るはずやで」


え?マジですか??
再度 iLok License Manager を確認してみますと、確かに UKU と TGX-85 の詳細欄には
- Activations : 1 of 3 activations used
と書かれています。あと2つ余ってる。しかし、認証操作しようとすると「元のパソコンからしかその操作は出来ない」みたいなメッセージが出るんやけどなぁ・・・??

ilok-activation-1.png
ilok-activation-1.png (16.04 KiB) 表示数: 12819 回


ここでようやく気付いたんですが、僕はいつも最初に壊れたパソコンのロケーションを選択してたんです。そこから何とかして権利を抜き出さねばっ!と焦ってたんですが、それが間違いでした。

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新たなライセンスの認証手順は:
- 左上にある自分の iLok ID 欄をクリックする(まだロケーションは選択しない)。
- すると右側に自分の持っているプラグインのリストが表示される。
- アクティベーションしたいプラグインを選んで右クリック >> "Activate"。
- Select an activation location というパネルが開くので、新しいパソコンのロケーションを選択し [Activate] ボタンを押す。

ilok-activation-2.png
ilok-activation-2.png (17.06 KiB) 表示数: 12819 回


何のことはない、初めてプラグインを認証する時のような操作をすれば良かったんです。ただし、これはアクティベーションの権利が余分に残っている場合にしか出来ない対処法ですけども。

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もうひとつ、UVI 本家の Darklight IIx に関しても問い合わせたんですが、このプラグインだけは買ったのが数年前で、アクティべーションの権利が元々1回しかありませんでした(今買ったら3回付いてると思います)。なので、これに関しては再発行手続きが必要でした。

今回、本当の意味で権利を再発行してもらったのはこのプラグインだけです。多分こういう再発行の対応って、プラグイン・メーカーによって違うんじゃないかなぁ? 手数料取られる事もあるかもしれませんね。ちなみに UVI のサポートは普通に日本語で対応してもらえて、返事も直ぐに返ってきました(実際に新しいライセンスを頂いたのは土日を挟んで3~4日後でしたけど、ちゃんと再発行してもらえました)。そういう意味では一番安心かなぁ。


結局、iLok License Manager 内の壊れたパソコンにあるライセンスは、ずっとそこに表示されたままになりそうですねぇ。何かちょっと気持ち悪いけど、消すに消せないというか・・・何かもう少し改良できないのかなぁ・・・(~_~;)



■■■ 番外編 ■■■

僕がプラグイン再認証の中で一番心配だったのは WAVES 製の Butch Vig Vocals ってプラグインです。見た目が異様な感じなんですが(むしろそれが好きだったり・笑)、適当に弄ってたら自分の声が良くなる感じで、僕のお気に入りボーカル・プラグインなんですよ。このライセンスが吹っ飛んでしまったら痛いなぁ~と。。。

まぁ結果的には、全く心配無かったです。僕は WAVES も iLok だと勘違いしてたんですが(以前はそうでしたよね)、今は Waves Central という独自認証ソフトを使います。その中に、故障や盗難用の Recover Licenses というページがちゃんとありまして、そこで年に1回だけ権利を復活させる事が出来るんですね。特に迷う事無く再認証できました。

やっぱり超有名企業だけあって、過去にいろんな苦情があって、そういうノウハウを生かした独自認証ソフトを作ったんでしょうね。何となく WAVES が iLok と決別したのも分かる気がするなぁ。

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