MPTとRenoiseの違いは、Autoseek設定をオンにすれば、曲のどの位置からでもその長いサンプルの音が再生出来る、という部分です。だから一応、Aメロ・Bメロみたいに切り分けてなくても長いサンプルを鳴らす事は可能です。
ただ、その場合でも、パターンエディター上で波形としては表示されないですし、その長いサンプルの位置調整なんかをしたい場合、結局は貼り付けた先頭位置に戻るかサンプルエディターでWAV自体を加工するという作業になってしまいます(これはMPTや他のトラッカーと同じです)。
基本的にRenoiseはサンプラー的なソフトなので、長いWAVは細かく分けて貼り付けた方が合理的で扱いやすいとは思いますが。
僕の場合(昔の話ですが)、TracktionというフリーでもらったDAWがあって、それとRenoiseを組み合わせて使ってました。Tracktionは曲中で使うWAVをフォルダに保存しているタイプのDAWだったので、そこにRenoiseからWAVを書き出して上書きすれば、後からの変更もわりと簡単に適用出来たんです。でも段々それすら面倒になってきて、結局使い慣れたRenoiseだけで作るようになりましたけど。
まぁ僕の場合は、そういう長いサンプルでも発音位置さえ決めてしまえば、あとは特に問題無かったですけどね(正直、そこまで細かく作り込んでなかったです)。
その辺はやっぱり、人によってやり易い方法は違うでしょうし、作り込みたいレベルの違いもあるでしょうし、自分に合った環境作りが大事かと思います。
しかし、高校生くらいの人が「波平会さん」とか「Mod Archive」とか書いてはるのが、何かすごいなぁ~と思いましたよ。
そういえば、有名なMOD曲でも当時ティーンエイジャーの人がとんでもない曲を作っていたのを思い出しました。
