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サンプル・キーゾーン画面

中央フレームの3つ目の大きな画面、それがサンプル・キーゾーン画面です。 ここはサンプル専用の画面で、複数のサンプルを鍵盤のキーに割り当てて、"Renoise Instrument(XRNI)" を作る事が出来ます。 ですからこの画面はサンプル・インストゥルメントの設定画面との共同作業になります。

B-5の部分がサンプル・キーゾーン画面です。





サンプル・キーゾーン画面の各部の説明

[現在弾いているレイヤー・サンプルを自動選択]

パソコン鍵盤やMIDIキーボードで今弾いている音に割り当てられたサンプル(今鳴っているレイヤー・サンプル)を自動的に選択します。

[ノートオン・レイヤー/ノートオフ・レイヤー画面切り替えボタン]

キーゾーン画面はノートオン時(鍵盤を押した時)だけでなく、ノートオフ時(鍵盤を放した時)にも別のレイヤー設定が可能です。

[ゾーンの選択]

ここでゾーン(レイヤー・サンプル)を切り替える事が出来ますが、実際はゾーン・マップ上を直接クリックすれば切り替え出来ます。 右側にサンプル名も表示されます。

[ドラム・キット作成]

まず、いくつかのドラム用サンプルをロードします(例えば Kick, Snare, Hihat-Close, Hihat-Open, Tom, Cymbal, 等)。 そしてこのボタンを押すと、自動的にC-4から順番にC#4, D-4, D#4, E-4...と、それらのサンプルを鍵盤に割り当ててくれます。ベースノートも設定してくれるので便利です。

Use White Keys Only・・・黒鍵は使わず、白鍵だけにサンプルを割り当ててドラムキットを生成します。

First Octave for Transposing・・・最初のサンプルだけ、1オクターブ分の範囲に割り当てられます。(どういう用途なんだろ?)

[均等に配置]

複数のサンプルをロードしてこのボタンを押すと、それらをゾーン・マップ全体に均等に配置してくれます。

[ゾーン・マップ]

各レイヤー・サンプルのキーゾーンを割り当てる場所。 上下左右に自由にキーゾーンを割り当てる事が出来ます。 サンプルを直接この画面にドラッグ&ドロップする事も可能です。 また、非選択のゾーンをクリック後にそのまま他のゾーンへドラッグして複数ゾーンを一括選択(投げ縄選択)する事も出来ます。

[バーチャル鍵盤]

見ての通り、鍵盤です。右クリックで、現在選択中のレイヤー・サンプルのベースノートを設定する事が出来ます(鍵盤上の黒い点がベースノートです)。

[ベースノート設定]

各レイヤー・サンプルのベースノートを設定します。 ベースノートとは「基準となる音」、つまり普通はそのサンプルの元々の音程(何も手を加えずに鳴らした時の音程)を設定します。 ここを間違って設定すると、C-4を弾いてもB-3の音が鳴ったりします。

[ノートの範囲設定]

現在選択中のレイヤー・サンプルのノートの範囲設定。ゾーン・マップで言うと左右の範囲設定です。

[ベロシティの範囲設定]

現在選択中のレイヤー・サンプルのベロシティの範囲設定。ゾーン・マップで言うと上下の範囲設定です。

[Map Velocity To Volume ボタン]

この設定がオフの時、サンプルは常にサンプリング時の音量で再生されます(だから元々、小さい音、中くらいの音、大きい音、と同じ音を段階的にサンプリングした場合、この設定をオフにします)。 それに対して、1つの音を1つのベロシティ値だけでサンプリングした場合、この設定をオンにしないと音量変化が表現出来ません(つまりオンの状態がv2.6以前と同じ設定です)。

[エンベロープのオン/オフ]

サンプル・インストゥルメントの設定画面で設定したサンプルのエンベロープをオン/オフするボタン。





基本的な使い方

ゾーンの基本操作

  • 各ゾーンはクリックで選択後、ドラッグ&ドロップで自由に移動可能。上下幅(ベロシティ・レンジ)、左右幅(ノート・レンジ)を自由に変更可能。

  • [Ctrl + 左ボタン]や[Shift + 左ボタン]で複数のゾーンを一括選択も可能。

  • 非選択部分をクリック後にそのまま他のゾーンへドラッグして複数ゾーンを一括選択(投げ縄選択)する事も可能。

  • 複数ゾーンを一括選択後に、ゾーンの上下左右幅を変更すると、選択中の全てのゾーンの幅が同様に変更されます。

  • ゾーンを重ねて、オーバーラップするセクションを生成可能。

ドラッグ&ドロップ

基本的にはブラウザからサンプルを直接ドラッグ&ドロップする事が出来ます。複数のサンプルを一括でドラッグ&ドロップする事も可能です。

その場合、ベロシティの目盛[40-80]の部分にドロップすると半音分の幅になり、[20-40]の部分にドロップすると1オクターブ分の幅、[00-20]の部分にドロップすると2オクターブ分の幅に設定する事が出来ます(下図参照)。 まぁ、別にロードしてからも個別にベロシティや音域の幅設定は変更出来るので、参考程度に覚えておくといいでしょう。

ドラムキット

右上に[Drum kit]というボタンがありますが、これは単に複数のサンプルを自動的に半音ずつ鍵盤に割り当ててくれる機能です。

[C-4]となっている所は割り当ての開始位置です。[C-5]に変更して再度[Drum kit]ボタンを押せば、C-5から半音ずつ順番に割り当ててくれます。

[Drum kit]ボタンの横に小さい三角ボタンがあり、そこをクリックすると"Use White Keys Only"というオプションが選べます。 ここにチェックを入れて[Drum kit]ボタンを押せば、黒鍵を使わずに白鍵だけを使ってドラムキットを作成し直してくれます。 特にオートスライス機能を使っている場合なんかに、"Use White Keys Only"を使って並び変えて使うと便利かもしれません。








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