チュートリアル (練習曲)

Renoise を使い始めるにあたってチュートリアル曲を参考にしてください。Songs フォルダに入っています。 私たちは適切な音色に適切なエフェクトをかけてその可能性をうまく説明出来るようにしましたが、 もっと違うエフェクトの使い方も、もちろん可能です。

実際、これらのチュートリアル曲は一つの例であって、Renoise の可能性をフルに示しているわけではありません。 ただ、いくつかのクールなエフェクトや特徴を説明しているだけなのです。

チュートリアル曲の説明内容

  • チュートリアル 1
    ここでは "ファンキー" なビートを作るのによく用いられる "ノート・ディレイ" と "ノート・リトリガー" の コマンドの使い方を説明しています。エフェクト・コラムを見て、これらのエフェクトを 探してみてください。また、一つのトラックをソロ状態にして、実際にどのようにエフェクトが ビートを変化させているのか聞くことも出来ます。
  • チュートリアル 2
    これはフィルターと複数のノート・コラムの例です。まず、ボリュームとパンの エンベロープを見てください。( Properties ウインドウInstrument Editor 画面の左の小窓です。右上の Instrument Selector で "02" の音色を選んでください)。 ボリューム・エンベロープは時間経過によるボリュームの変化の度合いを決めます。 このようにストリングスに程よいフェード・インが得られます。また再生中に pattern editor の "note off" コマンド のところへ来ても、このストリングスは急には鳴り止まず、ゆっくりとフェード・アウトしていくでしょう。 このフェード・アウトの度合いも、 Instrument Editor 画面で指定できます。 さて次に、Instrument Editor 画面をパンのエンベロープに切り替えてください。 この画面では、時間経過によって左右のパンをどのように変化させるかを指定できます。 ここでは単純に左右のスピーカーに交互に音を振っています。 最後に Properties ウインドウ の Track Envelope (Automation 画面) を見てください。 ここではストリングスのチャンネルで、フィルター・エンベロープを使っています。 ストリングスにフィルターのスライド変化をあたえて、面白い音を作っています。 曲の前半と後半で、エンベロープが無効な時と有効な時の違いを体験してみてください。 曲を再生中に Properties ウインドウ の Track DSP's 画面を見て、 フィルターの "cut off" スライダーがフィルター・エンベロープによってどのように変化しているか確認することも出来ますよ! トラック・エンベロープが使われている部分はトラック・ネームの所に のマークが出ています。また、ストリングスのコードを入力するために、どんな風に複数のノート・コラムを使っているのかも よく見ておいてください。
  • チュートリアル 3
    "ピッチ・スライド" コマンドの使い方説明です。個々の音をスライドさせることが出来ます。 (注・音程をスムーズに上下させる)。リードやストリングス等に使えます。
  • チュートリアル 4
    フィルターとディストーションのエフェクト説明です。両方のエフェクトを無効にして、 その違いを聴いてみてください。フィルターやディストーションの掛かり具合は トラック・エンベロープ (Automation画面) を使って変化させる事が出来ます。
  • チュートリアル 5
    09 pattern effect (sample offset) を使って、ループ・サンプルを切り刻む事なく サンプルの鳴らしたい部分を鳴らす方法です。 もしループ・サンプルが適切に切り取られたものならば、 例えばこのドラム・ループなら 0940 とゆうコマンドを pattern editor に打ち込めばスネアの音が鳴らせます。 この曲の終わりの方で 09 エフェクトだけを使ってループをタイム・ストレッチさせる方法 が見られます。これはチョッと文章で説明するのが難しいので、最終的に自分の目でよく確かめてみてください。
  • チュートリアル 6
    これは 09 コマンドのまた違った使い方です。ループをすばやく繰り返す事によるエフェクトです。 (説明は難しいので、曲をロードしてどのように打ち込まれているのか、よく見て、よく聴いてください)。

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Renoise manual version 1.0a | http://www.renoise.com