パターン・エフェクト・コマンド

パターン・エディターにエフェクト番号を入力すれば、そのエフェクト名が左下のステータス・バーに表示されます。 ですから、これらのエフェクト番号を、特に覚える必要はありません。 単にマウスの右ボタンでエフェクト・スライダーを動かせば、現在のエフェクト・コラムに自動的にエフェクト番号と数値が入力されます。 左 Shift を押しながら、マウスの右ボタンでエフェクト・スライダーを動かせば、 オートメーションのトラック・エンベロープが新しく作られ、自動的に数値が記録されます。

エフェクトのコマンド表

x や y の代わりに必要なエフェクト数値を入力してください。

00
xy
アルペジオ
(かなり速い三連のアルペジオ。x は 1 tick 遅れて鳴る音のピッチを設定。y は 2 tick 遅れて鳴る音のピッチを設定。0-F 半音階ずつあがります。)
01
xx
ピッチ・スライド・アップ
(スピード 00-FF)
02
xx
ピッチ・スライド・ダウン
(スピード 00-FF)
03
xx
セット・ボリューム
(ボリューム 00-FF)
04
xy
ボリューム・スライサー
(x はスライス後のボリューム値 0(無音)〜 F(最大音量)。y はスライスを始める tick 位置 0-5)
05
xx
グライド・トゥ・ノート
(設定された音程まで変化するのにかかるスピード 00-FF) - それ以前に違う音程が鳴ってないと効果無し
06
xx
ボリューム・スライド・アップ
(スピード 00-64) - 0601 を 64 ライン並べると無音から最大音量にスライド・アップ
07
xx
ボリューム・スライド・ダウン
(スピード 00-64) - 0701 を 64 ライン並べると最大音量から無音までスライド・ダウン
08
xx
セット・パンニング
(パンの位置 00-FF) - 80=中央
09
xx
サンプル・オフセット
(サンプルの途中から再生)
(オフセット位置 00-FF) - 00=サンプルの先頭, FF=サンプルの最後尾
0A
xx
サラウンド・ワイド
(広がり 00-FF)
0B
xx
サンプル逆再生
(00=逆向き; 01=逆向き解除。逆再生中に正方向に戻したい時に使います) - panning row の B0 と B1 も同様
0C
xx
セット・トラック・ボリューム
(ボリューム 00-FF)
0D
xx
ディレイ・ノート
(xx ticks 後ろへ)
(ticks 00-05) - 再生を xx ticks 遅らせる。panning row の Dx も同様
0E
xy
リトリガー・ノート
(xy Ticks 毎に)
(y=ticks 0-5) - panning row の Ex も同様)

Effect row に入力する場合、x はリトリガーされたサンプルのボリュームです。リトリガーされたサンプルの音量の変化値は :

  • 0 変化なし
  • 1 -1
  • 2 -2
  • 3 -4
  • 4 -8
  • 5 -16
  • 6 *2/3
  • 7 *1/2
  • 8 変化なし
  • 9 +1
  • A +2
  • B +4
  • C +8
  • D +16
  • E *3/2
  • F *2

0F
xy
ビブラート
(x=スピード 0-F, y=揺れ幅 0-F)
F0
xx
セット BPM
(BPM 20-FF)
F1
xx
セット speed
(speed 01-0A)
F2
xx
セット・トラック・ルーティング
(00-利用可能なステレオ・チャンネル数)
FB
00
パターン・ブレイク
(パターンの途中終了) 
FC
xx
セット・マスター・ボリューム
(ボリューム 00-FF)
FD
xx
ディレイ・パターン
(xx ticks 後ろへ)
(ticks 00-05)
FF
00
全ノート&エフェクトのオフ
 

Effect row でのコマンド操作

一度トラックにエフェクターを追加すると、エフェクト・リスト内の特定の順番が割り当てられます。 エフェクト・ナンバーはその順番によります。

10 - EF
XX
エフェクト・リスト内のエフェクト

例えば :

10
04
エフェクター 1、パラメーター 1 の値が 04
11
03
エフェクター 1、パラメーター 2 の値が 03
20
07
エフェクター 2、パラメーター 1 の値が 07

エフェクト・リスト内のエフェクターをバイパスさせる方法 (on/off の切り替え):

xF
00
エフェクト x を on にする
(x=リストの 1-E のエフェクト番号)
xF
01
エフェクト x を off にする (バイパス=on)
(x=リストの 1-E のエフェクト番号)

Volume row

00-40
セット・ボリューム
 
9x
ボリューム・スライド・アップ
(x=スピード 0-F)
Ax
ボリューム・スライド・ダウン
(x=スピード 0-F)
Fx
x ticks 後に音をカットする
(x=ticks 0-5)

Panning row

00-80
パン位置のセッティング
(パン位置 00=左, 40=中央, 80=右)
9x
パンを左へスライドさせる
(x=スピード 0-F)
Ax
パンを右へスライドさせる
(x=スピード 0-F)
Bx
サンプル逆再生
(x=0-逆再生; 1=どの位置でも逆再生解除)
Dx
ディレイ・ノート
(x=ticks 0-5)
Ex
リトリガー・ノート
(x=ticks 0-5)

Panning row に入力可能な MIDI / VSTi コマンド

90
CC Change を送信
effect-row の数値
91
ピッチベンド
effect-row の数値
92
Program change
effect-row の数値

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