ピッチ・コレクター VST

Renoid に必要なのは、ピッチ・コレクターと呼ばれるタイプのプラグインです。 ピッチ・シフターの一種なんですが、外部からのMIDIノート信号でピッチの変化をコントロール出来るような機能が必要です。 これが出来るプラグインはかなり限られています。 下記の中から、どれか1つが必要です


Windows

「KeroVee」・・・http://www.g200kg.com/jp/software/kerovee.html
正しく Renoid の為にあるようなプラグインです。この性能でフリーソフトというのは、いくら感謝しても足りないくらいです。 若干ノイズが乗りやすいんですが、非常に味のある音がします。 解説ムービー等は基本的にこのプラグインを使用しています。

「Pitcher」・・・http://www.image-line.com/documents/pitcher.html
49ドル。何故かいまだにFL専用プラグインとして売られていますが、これはVSTとして使えます。 なので、デモ版を使いたい場合はFLの中からdllファイルを抜き出して使う感じです。 Renoid 用に使う場合、MIDI, Octave, Formant というボタンをオンにし、メロディートラックを1オクターブ下げてください。 (残念ながら、最新版ではこれはもうVSTとしては読み込めなくなってしまいました。値段も手頃だしVST版の正式発売を期待していましたが、完全にFL専用機になりました。)

「Auto-Tune」・・・http://www.antarestech.com/
言わずと知れた王者ですが、Renoid の為だけに購入するには高価過ぎます。 他のボーカル処理目的で所有されている方なら、これが使えると思います。 要 iLok。 (但し、廉価版のEFXは、外部MIDIノート信号によるピッチ制御機能が無いので使えません)

「KLON」・・・http://www.virsyn.de/en/E_Products/E_KLON/e_klon.html
169ユーロ。これはちょっと変わり種で、ハーモナイザー的に使う事が出来ます。 つまり、MIDIノート信号をポリフォニックで認識してくれて、1台あればコーラスまで作れてしまいます。 しかもボイス数を増やしてDetuneとか出来るので、SuperSawみたいな事が出来てしまう、面白いプラグインです。 もちろん普通に単音でも使えるので、高価ですがお薦めかもしれません。 時々セールをやるのでチェックしておきましょう。ちなみにeLicencerのUSBドングルが必要です。

「Pitch Fix」・・・http://usa.yamaha.com/products/music-production/software/mp-21h/?mode=model
既に生産中止の為、オススメは出来ませんが、デモ版弄ったりは出来ると思います。 操作性は非常に良いので、お安く再販してほしい一品。 恐らく Cubase には、これの進化版が付属しているんじゃないかなぁ。 (これも完全に消滅してしまいました。残念。)


Mac OSX

「Pitchwheel」・・・http://www.quikquak.com/Prod_Pitchwheel.html
50ポンド。Mac の場合、フリーソフトが見当たらないので、これが最安という事になるのかな? 音程が変化する時に「グィッ」というノイズが入るのが少し気になります。 デモ版は定期的に無音になりますが、Renoid がどういうものかを試すには十分な性能です。

「Auto-Tune」・・・http://www.antarestech.com/
言わずと知れた王者ですが、Renoid の為だけに購入するには高価過ぎます。 他のボーカル処理目的で所有されている方なら、これが使えると思います。 要 iLok。 (但し、廉価版のEFXは、外部MIDIノート信号によるピッチ制御機能が無いので使えません)

「KLON」・・・http://www.virsyn.de/en/E_Products/E_KLON/e_klon.html
169ユーロ。これはちょっと変わり種で、ハーモナイザー的に使う事が出来ます。 つまり、MIDIノート信号をポリフォニックで認識してくれて、1台あればコーラスまで作れてしまいます。 しかもボイス数を増やしてDetuneとか出来るので、SuperSawみたいな事が出来てしまう、面白いプラグインです。 もちろん普通に単音でも使えるので、高価ですがお薦めかもしれません。 時々セールをやるのでチェックしておきましょう。ちなみにeLicencerのUSBドングルが必要です。

「Pitch Fix」・・・http://usa.yamaha.com/products/music-production/software/mp-21h/?mode=model
既に生産中止の為、オススメは出来ませんが、デモ版弄ったりは出来ると思います。 操作性は非常に良いので、お安く再販してほしい一品。 恐らく Cubase には、これの進化版が付属しているんじゃないかなぁ。 (これも完全に消滅してしまいました。残念。)


Linux

申し訳ありません。今の所、Linux には外部MIDIノート信号を認識するピッチコレクター・プラグインが存在しません。

ですが一応、"Autotalent""Rubber Band Mono Pitch Shifter" という LADSPA のピッチシフター・プラグインは存在します。 Renoise の Key Tracker デバイスをメロディートラックに挿入し、ピッチシフターのトランスポーズ用ツマミ(Transpose とか Semi Tones と書いてあります)とリンクさせ、音程を変化させるという少し強引な方法なら可能です。

ただ、これらのプラグインは、フォルマントの設定を弄ると非常に負荷が高くなり不安定になるので注意が必要です。



(もし他にも外部MIDIノート信号によるピッチ制御が可能な VST がありましたら教えてください。)