外部MIDIインストゥルメントの設定画面MIDI プロパティMIDIインストゥルメントの設定画面です。外部MIDI音源や、ハード・シンセをRenoiseのシーケンサーで鳴らしたい場合に使います。 WindowsでDirectSoundを使っている場合、ここで"Microsoft GS Wavetable Synth"も選べます。 MIDIは単なる"指令信号"でオーディオ信号ではありません。当然ですが、MIDIインストゥルメントをパターンに入力して、Renoise内でエフェクターを掛けても何も変化はありません。
外部シンセの接続方式の違いRenoise から外部MIDIシンセを再生し、そのシンセのオーディオはRenoiseへは帰って来ない場合:
"ext. MIDI" モードでは、Renoiseのオーディオ・レーテンシーの分だけ(正確にはサウンドカードのレーテンシー + PDC のレーテンシー)、外部シンセをトリガーするMIDIイベントを遅らせて送信します。 そうする事で、Renoise の出力音と外部シンセのオーディオのタイミングが完全に同期します。 もし外部シンセ側でも更にオーディオ・レーテンシーが発生する場合は、[Ext. MIDI] パネルの "Latency" スライダーや、ミキサー画面の "Track Delay" 値を手動でマイナス側に動かして補正してください。 Renoise から外部MIDIシンセを再生し、そのシンセのオーディオを Renoise の "Line Input デバイス" にリターンさせる場合:
"LineIn Ret" モードでは、外部シンセをトリガーするMIDIイベントは(遅らせずに)直ちに送信されます。 この為、[Ext. MIDI] パネルの "Latency" スライダー値のマイナス側は無効になります。 MIDIイベント信号は、外部シンセ側で直ちに受信されます。 そして外部シンセが出力するオーディオが、#Line Input デバイスを通して Renoise に帰って来る時に再びレーテンシーが発生します(これはサウンドカードのレーテンシーです)。 このレーテンシーは Renoise によって再び補正されます。これが "LineIn Ret" モードの信号処理プロセスです。 もし外部シンセ側でも更にオーディオ・レーテンシーが発生する場合は、MIDIイベントを送信しているトラックの "Track Delay" 値をマイナス側に動かして補正するしかありません。 それゆえに、#Line Input デバイスは、MIDIイベントを入力したトラックの TrackDSPs 画面に挿入する必要があります。 さらに、Renoise がオーディオ・レーテンシーを補正する為には PDC が有効になっている必要があります。 |
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Renoise Japanese manual | http://www.renoise.com |