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よく使う入力例

ここではパターン・エディターでの様々な入力例を紹介しています。 エフェクト・コマンドはサンプルにしか効果がない物が多いので、VST/AUインストゥルメントには使えない場合があります。 詳しくは、パターン・エフェクト・コマンドの解説ページを参照してください。




ピッチ・スライド系

  • 1. ピッチ・スライド・アップ[01xx]・・・音ファイル(mp3)

    サンプルのピッチが、ライン01〜07まで28(16進法)の割合で上がり続けます

  • 2. ピッチ・グライド[05xx]・・・音ファイル(mp3)

    サンプルのピッチを目標の音程まで上下させるコマンド。 最初はC-4が鳴っていて、ライン04からA-4に向かって20(16進法)の割合でピッチが上昇します。A-4まで上がりきるとピッチの上昇は止まります。


 持続系のコマンドの場合、最初の数値のあとに"00"を並べると、最初の数値を継続するというルールがあります。





リズム・アレンジ系

  • まずは何もしていないリズム・ループ・・・音ファイル(mp3)
  • 1. サンプル・オフセット[09xx]・・・音ファイル(mp3)

    サンプルの途中から再生を始めるコマンド。サンプルを256等分して、音が鳴り出すポイントを00〜FF(16進法)で指定。 0980はサンプルのちょうど真ん中から再生され、0940はサンプルの前から25%の位置から再生されます。

  • 2. リトリガー・ノート[Ex]・・・音ファイル(mp3)

    サンプルをトリガーし直すコマンド。パンニング・コラムに入力。 数値はTickを表し、上図の場合、TPL(Ticks Per Line。1ラインのTick数)は初期値の12なので、E4は1ラインに3回リトリガーする事になります。 エフェクト・コラムに入力する[0Exy]というコマンドもあります。

  • 3. サンプル逆再生[B0, B1]・・・音ファイル(mp3)

    B0でサンプルを逆再生、B1で再生を正方向に戻します。パンニング・コラムに入力。 エフェクト・コラムに入力する[0B00, 0B01]というコマンドもあります。




ノート・ディレイ系(3連符入力)

例えば8ライン間で3連符を入力したい場合もあるでしょう。そういう時のテクニックです。

  • 1. ノート・ディレイ[Dx]

    ノート・コラムに入力された音のタイミングをTick単位で遅らせるコマンド。ボリューム、パンニング・コラムに入力可能。例えば D8 なら8Tick分遅れて発音されます。

    上図の場合、TPLは初期値の 12 なので、1ラインは 12 Tickに分割されます。 それが8ラインあるので、96 Tickです。これを3で割ると 32 Tickということになります。つまり3つの音を 32 Tick毎に鳴らせばいいんです。 図1がそうなっているのがわかりますか?

  • 2. ディレイ・コラムを使う

    ディレイ・コラムは1ラインを256分割して、発音のタイミングを00〜FF(16進法)で遅らせる事が出来ます。 考え方はノート・ディレイ・コマンドと同じです。 ただし、計算が非常にややこしくなるため、あまりお勧めしません。

  • (別の方法)LPBを変更する

    これは発想の転換ですが、そもそもLPB値を変更すれば、もっと楽に3連符が入力出来ます。お勧めの数値は LPB=12 です。 なぜなら、12 は 2,3,4,6, で割り切れます。ノート・ディレイやディレイ・コラムを使う必要がありません。

    曲中でLPB値を変更するコマンドは [F1xx] です。LPBに関しては「BPM, LPB, TPL」のページを読んでください。




ゴースト・ノート

サンプルのインストゥルメント・エンベロープを有効にしている場合、2番目以降の音のインストゥルメント番号を入力しない事で、エンベロープをリトリガーさせない機能。

デモソングの中の "Tutorial - Ghost Notes" では、フィルターのエンベロープを継続的に鳴らしている例が聴けます。





VSTi/AU/MIDIに関する入力

ポルタメント

これはコマンドではありませんが、必要なテクニックの1つです。 VST/AU/MIDI インストゥルメントにはポルタメント(グライド)機能を持ったものがあります。 前の音と次の音がスムーズに繋がって聴こえる機能です。

  • 1. ポルタメントなし・・・音ファイル(mp3)

    このように普通に入力してしまうと、プラグイン側でポルタメント設定を有効にしていても音が分かれて聴こえます。

  • 2. ポルタメントあり・・・音ファイル(mp3)

    ノート・コラムを2列使って、前の音と次の音が少しずつ重なるように入力してください。それで音が繋がって聴こえます。


MIDI信号を送信するコマンドについて

いわゆるMIDI信号を送信するコマンド(コントロール・チェンジ[C0], ピッチベンド[C1], プログラム・チェンジ[C2], チャンネル・アフタータッチ[C3])は少し入力方法が特殊です。

これらのコマンドは全て、インストゥルメント番号はライン毎に必ず入力、[Cx]をパンニング・コラムに入力、数値はエフェクト・コラムに入力、というルールがあります。

わかりにくいと思うので、例を挙げます。

ピッチベンド

パンニング・コラムに[C1]を入力して、エフェクト・コラムに数値を入力します。インストゥルメント番号(ここでは[00])は必ず指定してください。 また、ピッチベンドの場合、ノート・オフの後に[4000]という数値(ピッチベンドのニュートラル値)を入れておいてください。そうしないとベンドが効きっぱなしになってしまいます。

ピッチベンドに関してはこのようにややこしいので、もしベンド・ホイール付きのMIDIキーボードをお持ちなら、それを使って入力した方がいいかもしれません。





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