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オートメーションの扱い方

Renoiseでは、TrackDSPs画面やミキサー画面に表示されたエフェクターのスライダーをオートメーション操作する事が出来ます。

C-2の部分がオートメーション画面です。

手書き入力

オートメーションのエンベロープを描く

左側にある小窓がオートメーション可能なエフェクター・スライダーのリストです。 ここではまだTrackDSPs画面に何もエフェクターをロードしていないので、TrackVolPan だけがリストアップされています。

それではまず、トラック・ボリュームのオートメーション・エンベロープ(グラフ)を描いてみましょう。 パターン・エディターにいくつか持続系の音を入力しておくと音の動きが確認しやすいと思います。

  • 左のリスト内の "Volume" をダブル・クリックしてください。
  • すると右側にまっすぐなグラフが表示されるので、適当な場所をマウスでクリックしてみてください。新しい折れ線ポイントが追加されます。
  • 余計な折れ線ポイントを消したい場合は、ポイントをダブル・クリックしてください。

 エンベロープの描き方のページや、キーボード・ショートカット・リストも参考にしてください。






リアルタイム入力(エフェクター)

再生中にオートメーションを記録する

先ほどはオートメーションのグラフを直接描きましたが、再生中にエフェクター・スライダーを動かしてオートメーションを記録する事も可能です。

  • まず、パターン・ツールバーを見てください。下図の緑で囲ったボタンをオンの状態()にしてください。 それでスライダーの動きはオートメーション画面に記録されます。 オフの状態()ではパターン・エディター上に記録されてしまいます。

  • 次に、TrackDSPs画面を開いて、オートメーションさせたいエフェクターをロードします。ここでは Filter 3 をロードしました。

    では、Filter 3 の "Cutoff"スライダーをオートメーションさせてみます。"Resonance" スライダーを少し上げておくといいでしょう。

  • パターンを再生します(スペース・キー)。

  • "Cutoff"スライダーを右クリックしながら左右に動かします(左右にドラッグ)。

これだけです。簡単ですよね。

ただし、この状態で一度再生してみてください。オートメーションの変化が何となくぎこちない感じがしませんか?  その原因はオートメーション画面を見るとわかります。



エンベロープのタイプ

左のリストで Filter 3 の "Cutoff" を選択してグラフを表示させます。すると上図のように点々が並んだようなグラフになっているでしょう。 リアルタイムでスライダーの動きを記録すると、エンベロープのタイプ(上図の緑で囲った部分で選択)が "Points" になってしまいます。 "Points" はライン毎の数値しか記録しないので、急激に数値を変化させたい時なんかには便利ですが、滑らかに動かしたい時には不向きです。

ですから、ここでは "Cubic" に変更します。"Cubic" はライン間を自然な曲線で補正してくれます。 もう1つ "Liner" というタイプがありますが、こちらは直線的に補正します。臨機応変に使い分けてください。

この状態でもう一度再生してみてください。音が滑らかに変化しているのがわかりますか?


VST/AU エフェクターをオートメーションさせたい場合も上記の方法で可能です。 ですが、VSTi/AU インストゥルメントのパラメーターをオートメーションさせたい場合は少し工夫が必要ですので、後述のVST/AU インストゥルメントのパラメーターをオートメーションさせる(リアルタイム入力)のページを参照してください。







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