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NNAについて

NNAとは『New Note Action』の略で、サンプルを扱う場合に設定が必要な機能です。新たに音が鳴り始めた時に、それ以前に鳴っていた音がどうなるかを設定します。 多分、トラッカーを知らない方にはわかりにくい機能だと思うので、解説します。

[Sampler] タブの サンプル・プロパティ画面を見てください。 そこの NNA欄で、"Cut" "Note off" "Continue" の3つが選べます。

NNAはサンプル毎に設定する必要があります。もし複数のサンプルを使っているインストゥルメントの場合、一つ一つのサンプルにNNAを設定してください。

この機能を使う場合、サンプラーのモジュレーション画面で、ある程度の音のリリース(ノートオフ後の余韻)が無いと、"Cut"も"Note off"も同じ効果になってしまいます。まずはその設定をしておきましょう。

上の図の様に、"Volume" に対して "AHDSR デバイス" を設定します。そして Release スライダーをある程度長く設定してください。 試しに何かサンプルをロードして音を鳴らせばわかりますが、キーを放す(Note off)とグラフの右側部分に沿って音が小さくなって行きます。

パターン・エディター画面で、この図の様に打ち込んだとして説明して行きます。



Cutの場合

左から右に音が鳴っていくと思ってください。何も弄ってなければこの状態です。 次の音が鳴った瞬間に、それまで鳴っていた音はキッチリと切れます。最後のE-4にだけノートオフ効果が現れます。

Note offの場合

次の音が鳴った時、それまで鳴っていた音には常にノートオフ効果が現れます。一種のリバーブを掛けた様な感じで、それぞれの音に余韻が生まれます。 アンビエント調のシンセ音等には効果的でしょう。フレーズがまろやかに聴こえます。

Continueの場合

これはあまり使わないんじゃないかなぁ? OFF コマンドまでは、次の音が鳴ったとしても以前からの音は鳴り続けます。 結果的に全ての音が重なって、ゴチャゴチャしたフレーズになってしまいます。

恐らく、特殊な効果音やリズム系の音(シンバル等、サンプル自体の音量がゆっくり消えていくもの)に使うのでしょう。





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